もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

瞑想

吉田知子の文庫本を手に落ち着き払って腰かけている。しかし心の中では総武線快速の速さに大びっくりしている!金斗雲のようだ!!こうやって目を閉じてしまうと!!!横にしか移動できないが・・・亀仙人が乗ってるやつ・・・としか思えない。丘を海を越えて・・・・・…

天罰

真夜中に郵便ポストを作っていたら、ふと先日のとあることを思い出していまどき穴あけパンチでとじるとかって。ははっばかじゃんとかいい人達がまじめにやっていることを嘲笑ったら床に置いたセロハンテープカッターのふちを足のおやゆびにひっかけて切った…

慣用

おかまほられて切れ散らかしているもちもちおねいまん。ようやく神社の枝垂れ桜の木の下にたどりついた。燃える鉄球のように。てめえが警察にでんわすんだよとか、ごめんなさいねさっきは怒鳴ってしまってとか。声に出して読みたい日本語で覚えた慣用句で対…

目標

ひとつ保険に入ってさらに資産をつくるべくもうひとつ保険に入ることになった。毎月3万円ずつ80歳まで積んでゆく計画である。泥眼のような顔でハアそろそろ隠居できるかなァと相談しただけのはずなのにおかしい…そんな生きられないし御冗談を…と言いながらも…

実験

伝達方法を言葉だけに頼ることはもういいかな、と思った。というのもほかでもない言葉より、わたしに頼るのはそろそろもういいんじゃないと告げられたから。それからというものどんな文章を読んでもその告白が隠れているように感じる。言葉に背を押され手を…

現実

忘れたくはない。今日の楽しかったことを、二度と戻らない人生のだとしても、みんなが楽しくしていてそれにわらいをこらえきれない。そのことを忘れてしまっていいと思うきもちと、思い出して大切にしたいと思う気持ちの両方のはざまで、やくるとを飲もうと…

稲穂

明るい農村昭和46年ころの四国の映像には、ため池から田に水を引く様子が。太い線香を立てその一本が燃え尽きるまでの間だけ、注がれる水に頭を垂れ手を合わせ祈り、あるものは清酒を垂らす。阿波おどりは稲たちを擬人化したものかな。稔りの喜びがいっぱい…

転写

ホトケノザがあちこちに群れているならわしら座るしかあらへんがなとそれぞれめいめいに揺れている仏。腹ばいになって読んでいた本に、この能力が手翳しにより相手にも転写されるのだッ!とあった。そんな、でも、ペン習字の会で出会ったお姐様方にもう二度と…

平安

ビリー・アイリッシュのバット・ガイは摂関家や清華家などの子女の和歌のようで、公達と魍魎が蠢く平安京の暗闇を思わせる名曲である。その世界の中で我々は大路から小路へと身を潜ませながら散策をすることができる。 ボンバーマン バーイ ハドソン

積雪

いつもは22時の電車に間に合わせるよう高速でキーボードたたいて謎の咳で息をしている隣の子も今日はおしゃべりで、思い出を、ものまね風に再現したりしてはしゃいでいます。重いーと言いながらも旅支度のよにまとめて、帰ったらハーブティーをいれちゃうか…

悩み

悩みって大きいも小さいもなくてなやみは平等に悩みである。綿毛布の形をした悩みが風にあおられて去ったように、ある過去部屋の古カーペットをベランダに出してほこりを払った時去ったあの貧乏神のような何か。それは悩みの三本の転々々だったのではないか…

年明

健康ランドで6時から「別府の湯」にも入り10時に帰省の土産の買い物もすませた12月28日。まだこのときには12時間後に骨折した母親と救急車に乗ることになるなんて思いもしなかった。日々はすぎ退院した母を家へ送ったあと、北関東の田畑の風景を見渡したとき…

解放

今年の休みは年賀状も仕事もやらない。自分を変える。変えられるのだろうか果たして、あとまわしの癖を。作戦としては仕事の余韻のある今から寝ずに三つの残りを片付けてしまうことである。無言で余力で丑三つ時にやり遂げた。くしゃみをしたら右の目と鼻が…

漫才

やり残した仕事やらないでいてテレビで令和ロマン等見て笑ってる。ああ早くしごとしなくてはと頭の片隅に残しながら。ちょっと待って。あのスーツの着こなしには昭和の漫才師へのリスペクト感じる。とコンピューターの電源を入れキーボードでいとしこいし・…

民衆

オーケストラの演奏をはじめて聞いた民衆は驚愕した。これまで音楽は丘の上を流れてゆく風ように耳で聞くものだと思っていたのに、劇場内に嵐や海が音で象られて押し寄せてくるの。光の中に心の声をきくの。そしてこんなことができる音の創造者が神ではなく…

火山

小林幸子や吉幾三の歌声は唯一無二の個性であったとしても、あの似通った演歌と呼ばれていた歌たちはにっぽんの国土70パーセントの森林を含まない平地の上70センチメートルくらいの沈黙の中から湧き出ていたんだよ。こんこんぐわりと。 羊をめぐる冒険

脅威

小さな会館での小中学生の文化祭。お習字や絵画や工作などが壁一面に掲示してあり、墨の濃さも絵の具色も鮮やかで元気よく、新しき人にしかあつかえない幸福の素材が用いられている。正しさ以上に正解ばかりの群れに脅威を感じながらふとおっさんがいいなと…

閉鎖

最終資料を投げ込むフォルダのショートカットをフォルダに入れる。そうやて入れ子にしている空間に最終資料を借り置きして眺めている。ちょっと冷ましておく時間。デスクトップの喧騒からとは違った閉鎖空間。すきまのようなすみっこのような。 「新しいフォ…

明日

性別変更に要手術は「違憲」と緊急速報で走っていった文字。手術しないと認められない、まだそんな日本だなと理解して、そうかあーやっぱりなあーと布団に潜った。(もしおねいまんがドリフの一員ならみんなが大きな声で違うと叫んでくれたことだろう)起き…

通過

追いつくぎりぎりの速さで走る巨大ばってん。まってーと猛烈に追い上げるおねいまんの目に映るモノグラム。一見すると閉ざされた門、だが重ねられた羽の直線ラインをたとどればロックのカチッと外れる音が聞こえるはずである。いまならば突破できる。このま…

混迷

あきてしまった。丁寧に準備して出かけることによころびを見い出す努力に。貴乃花って正しいのかもしれない、案外。それじゃあ中学二年生のあの瞬間に立ってみる?いたたまれない心のままに、教室にずっといる?答えるより先に、階段を下りる。そこからは迷…

渋滞

仕事で遠くの現場に行った帰り、高速のいつものところで三車線がいっぱいになった。かばんから水筒を出して氷水を飲んだ。さっき停めさせてもらったコンビニで買ったクロワッサンのお菓子も見つけた。小雨をワイパーで払い、エアコンを24℃になおし、ラジオを…

機巧

桜は人に桜だと思われていることを知っているが、じ、実は時計なんだな。とつぶやいているのをみんな知っている。夏はこれにてとかさかさと落葉*1。その音をきいて、目の見えない猫じゃらしがぼんと膨らむ。と、矢車草がその匂いを吸って目覚め烏瓜に熱視線…

関係

毎日美味しんぼのアニメをもうだいたい100話見た。富井副部長にいらいらしていたのは子供のころのこと。今は嫌いではない、むしろ好きな・・・ノン、そこまでではないが、なんとも思っていないないわけではなく、共感。というほど強くはないが親しみ深い。この…

洗濯

好きな人と一年ぶりに会ったらくさくなっていて、あんまり誰にも愛されていない人みたいになっていた。あれこんなにも愛しているはずなのだが。もしそばに暮らしていたら脱がしたお洋服を洗濯機にぶち込むのになと思った。酵素パワーのトップにニューハミン…

制覇

一生懸命やることが父親を励ますことになる。と息子本人が考えていたかどうかはもちろんわからないけれど。大歓声が響く雲はわき光あふれる天高いところで、安堵のため息をついて微笑む高校野球神をわたしは感じた。 しばらくはこのままでいたい

残暑

行きたいところに行った満足、とぜんぜん出かけずに家にいる満足、は対のようであるけれども、家にいてしたいことしたのは行きたいところに行った満足と同じ。クーラーをつけてノンアルコールビールのんでテレビ見て朝食を食べてテレビと本でお風呂上りにコ…

諸刃

嫌いとても嫌いきらいキライとへーきで思う心の持ち主、それが私だ。まるで「俺はこういう男だ」と開き直りのビックダディーにインスパイアされてうまれたグレイテストショーマンのThis is meのような。差別的な感性があることを自覚してるが捨てない。いわ…

名作

美味しんぼって山岡さんのこと好きだったんだ、とはじめて気づく暑い夏。ノリノリでエンディングからの主題歌。これは栗田さんの恋心。タッチの南ちゃんの「・・・。」にホラー感を感じてる日本の夏。NO!能? 大人の階段上ル

面談

そして今回の「君たちはどう生きるか」である。その昔生きろと言われたらしい。そのまた後で生きねばとも。もはや定かではない記憶を手繰り寄せれば、ほうほうのていで逃げ惑い這いずってきたわたし達が見える。その跡がこの道です、ごらんいただけますでし…