もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

重力

まず頭を前傾に。イメージはマイケル・ジャクソンのようにななめに\ななめに\地面だけ見て。そしてその場で足踏みをする。するとどんどん前に進むのである!?夢中でそうしていたらなんと13分で駅についてしまった。しかもハアハアしていない!ドキドキしていない!体が走っていることに気づいていないようだ。

ゼロ・グラビティ

 

共闘

日本舞踊の藤娘。三代目藤間紫を見る。幼いころ練習中におばあさまにここの酔って踊る場面がいやと言ったら、それじゃあ大きく踊りなさいといわれたというような話を聞きながら。なんて可憐な藤の精たち。いやと思った鋭さも。では大きくねと言ったやさしさも。

まどべでてがみをよむ女

 

保護

負けて泣く。もっと努力し勝利をつかむ。と誓いをたてた人の背面に金色の道がうまれる、その瞬間を見た。翻ってもちもちおねいまんの場合。負けてでへへと笑う、そして忘れる。彼女の足元に道はなく広い野ッ原をくるくるとさまよっている。今日やっと見つけて保護したのだった。

しかもそこは、こんな雪野原だったのです

 

羨望

夜、国道を一本入ったところにすてきな建物があった。カナダの林の中にある美術館みたいなイメージの。手前には半透明の光の小屋もある。林の直線とスリット窓の光がそろっていて、ばらぱらとページをめくるように通り過ぎてゆく。夢。調べたところそこはいすゞ自動車の家族寮なのだった。

ゆっくり通りすぎてゆく

 

勝負

2点とって勝った。11月8日の夜は晴れた。3度目に国際弁護士受かったんだぜインマンハッタン。そんな、どうでもいいけどまあよかったじゃんボックスに放り込まれる事柄のうちのひとつに、おねいまんもおさめてくれない?今日草むしり検定に合格した80点!

金色の草

 

家事

ストーブの上で煮炊きする。ホイルを三重に巻いて魚も焼いてしまう。何か作って、洗って、ごみ捨てて、水切って、歯磨きして、やかんでお茶を入れて、ついでもパスタもゆでてしまう。洗濯機もまわしてしまう。その音を聞きながら、果物をむいて、そしてまた洗ってを繰り返し一日がなんとなくすぎていってしまう。

さぼてんにすごく小さな花

 

代弁

一番感激したのは生井子華の篆刻作品、ではなく書。漢字が好きで歩み寄り話しかけた彼のことを漢字達もまた好きになったのだなと感じる書を見た。漢字達は大陸を渡って千数百年。日本になじんだとはいうもののその間に言い尽くせない秘めた思いはたくさんあった。そんな漢字達のアドボカシーのために真心を尽くした彼の書であった。

秋の名残り