最終資料を投げ込むフォルダのショートカットをフォルダに入れる。そうやて入れ子にしている空間に最終資料を借り置きして眺めている。ちょっと冷ましておく時間。デスクトップの喧騒からとは違った閉鎖空間。すきまのようなすみっこのような。
仕事で遠くの現場に行った帰り、高速のいつものところで三車線がいっぱいになった。かばんから水筒を出して氷水を飲んだ。さっき停めさせてもらったコンビニで買ったクロワッサンのお菓子も見つけた。小雨をワイパーで払い、エアコンを24℃になおし、ラジオをクラッシックにあわせた。いまのこの状況は幸福というよりほかない。
桜は人に桜だと思われていることを知っているが、じ、実は時計なんだな。とつぶやいているのをみんな知っている。夏はこれにてとかさかさと落葉*1。その音をきいて、目の見えない猫じゃらしがぼんと膨らむ。と、矢車草がその匂いを吸って目覚め烏瓜に熱視線ビームする。このルーブ・ゴールドバーグ・マシンが永遠に続きますように。
*1:らくよう