もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

四粒の種

室内のことを考えている女の人と惑星のことを計算をしながら考えている女の人と好きな人との生活を考えている女の人と動物のことを考えている女の人と。全員女のいとこたちを客観的に眺めた。
多分喜んでくれているのではないかなと思った。こんなふうに女らしく成長した、内気でなんとなく、それぞれちょっとヘンなわたしたちが一列に並んで泣いたり笑ったり怒ったり、食べたり飲んだり、また泣いて、おしゃべりして、お茶飲んでコーヒー飲んで、お酒をついで、おいなりさんとかんぴょうまきを全部食べて手を合わせているのを見て。

再会

お祖母さん同士が会うと正座をして手を突いて深々と頭を下げて、本当にかしこまって「お世話になっています」と挨拶をしていた。子供のころその女性たちの間に漂う空気がとても不思議だった。
きっと、出会っているだろう。そしてあんなふうに深々と額が指に付くほどのお辞儀で挨拶をして、いくつか言葉を交わした後、低い声で笑っているのだと思う。



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