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通雨

音符と詩の組み合わせは幾通りもあるけれど、まだ出てきていない組み合わせがある。これだけ歌があるのに、まだ誰にも歌われていない歌が。自然で単純な身体に滲みこみやすいつくりのものが。きっと、あるはずだけれど、でももしかしたらもう本当に尽きてしまっただろうかと疑うタイミングで、流れてくる。