もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

手の喜ぶことを。

短大のときに、
「これからは誰もが簡単にコンピューターで水彩絵が描けたり、写真を自由に加工したり、出来るようになります」
と先生に言われたか、本で読んだかした。
続けて、「けれども、手が喜ぶことをしなさいね」とも言われた。
その言葉を今でも時々思い出す。


手が絵筆を握って絵の具を溶く感触。ビリジアンやプルシアンブルーの匂い。練り消しや鉛筆を削るの感触。筆を洗う水の音、画用紙の毛羽立ち・・・そういうものが絵を描くよろこびの一部なんだ、って。


それを わすれては いけません。



今日描いた*1このこん・こんの絵はコンピューターの中に入っているアクセサリの中のペイントで、一番太い■の黒を選択してマウスでぐりぐりと輪郭を描いてパレットにあるそのままの色をさっさと流し込んで、魚の影を地面よりすこし濃い緑色、黄緑色の草をちょっと足して・・・題名をつけて保存して・・・構想からここまででたぶん5分*2もかかっていない。
わたしの手は「おい、またマウスかよ。タッチペンくらいかったらどうでい?!」と不満を漏らしているかもしれない。
でも、あっという間にこん・こんと広々した野原*3が色鮮やかに現れるので、体のどこかはとても喜んでいる。



*1:まあ今日に限らずいつもそうなんだけど

*2:こんなこん・こんにごごごご、五分もー?と言われたら泣くけど

*3:サファリとも言う?