2007-02-21 日輪 横光利一の全集のケースを抜いて、他の本の上に置き、本の背表紙をしっかり持った。 恐らく長らく誰も触れたことのないであろうページの真ん中あたりをそっと開いた。ぱりぱりという薄い紙音とともに「与へよ。」という言葉が開かれた。 ・・・