2007-09-26 フラグ 「分からないことがあったら、この旗をお立てなさい」と沼から出てきた女神様からうけとった一本の旗を、たてた。 旗の下でこうして座って待っていれば、どこからか誰かがやって来て何かを教えてくれるに違いないと思った。秋の日差の中で待ちながら旗の影を眺め、雲が流れるのを見、風の音を聞いたりした。するとさっきまであれだけ分からなかったことが、すっと分かったような気がしてしまった。 わたしは旗を抜いてかばんにしまい、また歩き出すことにした。その旗は折りたたみ式なのだった。 ・・・