もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

古文の国

もし平安時代みたいな国があったらぜひ住みたい。季節ごとに重ねの色を変えたり月夜に光る露を見てあれはなにと尋ねたり、さらに東のほうへくだり都鳥を見て泣いたりするのだ。
・・・という生活はおそらく貴族のもので・・・わたしは一般人・・・なので太陽と共に起きて寝て年貢米を作る。大地はひび割れ夏は雨乞いをしダメなら五人組単位で寄り合って一揆などかます。日常茶飯事に張り付け獄門。時々忍者と河童が助けてくれて、小判がざくざくと入っている饅頭箱。フラグが立つ代わりに下駄の鼻緒が切れる。わらぐつの神様。てふてふがとぶ。祭りの日は夜這いを待ち何年かに一度歴史に残る大火が起こる。川を下ってどこまでもゆく途中心中の男女が不意に浮いてきたり・・・。もし世界が100人の古文の国だったらかちかちやまの狸峠には茶屋が3件あり追いはぎは5人住んでいる。山伏は2人烏天狗は50羽。もっと高い山で牛若丸ひとり。里には20匹ほど「すねこすり」と猫又がころげまわる。養老の滝の水はもちろん泣いた赤鬼が飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで飲んで。おにぎりを転ばせばころりんすっとんとんとでぃずにーへ、亀を助ければでぃずにーしーへ・・・行けるわ、*1。古文の国。

・・・

*1:ステキヨ