もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

ネコプ追悼

「彼女」が言うことを信じれば、世界があるより前に言葉があったらしい。昔々世界が始まって 終わったときのこと。思い起こせば2007年10の月ネコプロトコルは強大な引力と重力で天と地と太陽と月を引っ張り続けていた。その偉大さはCATSでいえば、マジカルミスターミストフェリーズ・マジッシャン猫だった。彼が「美少女」と書くだけで、完全に+ひとつだけ不完全さを加えた=完璧なる美少女があらわれ、あるときはメガネ、あるときはマフラー、あるときは食パンを武器にアルカイックスマイルで歩み寄るのである。
タスク アンド アンビエントの下、スプートニクの恋人を読んだ美少女は、過ぎた時間は戻らないと、つまりはそういう話ね?と耳打ちする。けれども繰り返し繰り返し失い続ける未来のことはまだ知らない。飛び立ったばかりの飛行機の中で、機長が、「お客様の中にlove+ingを上手に訳せる人はいますかー?」と尋ねる。乗客はこの難問に誰一人答えられない。あいむらびんにっ・・・誰も彼も絶句し、もう絶望的だとうなだれ機内食は涙でふやけてしまった。そのとき一人の青いTシャツを着た男が懸賞で当てたばかりのペンタブレットでそっと書き込みをした・・・・・・‘愛してゆくよ’
見て、流星の夜間飛行よ。青いブランケットをかぶった美少女は窓際でつぶやく。
      

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