もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

高速道路

山から山へ


高速を走るときに見える木々たちは、ふうううんというような眠そうなため息をついている。春の嵐が来るのを知っているのである。その息は風になって隣の木の枝を揺らし、隣は隣を隣から隣へねえねえと肩をたたく。
山を形づくる緑があまりきれいだったので、サービスエリアに入って写真を撮ろうとした。けれどもその駐車場から見えたのは遠くほんの少し上のほうだけ。

一人ベンチに座って、「臥薪嘗胆」という名の弁当*1を食べた。サービスのお茶をもらって、フランクフルトが春巻きの皮に包まっているみたいなのも食べた。
・・・

*1:うそ