心の中にある絵をしばらくの間
逆さまに懸けてみるのはいいことだ。
― ヘルマン・ヘッセ ―
(ドイツ詩人)
その絵がどんなのかはわからないけれど、絵を逆さまかけたとききに何が落ちてきて、何が落ちてこないかを考えるのは楽しそう。たとえば、精密的な静物画からはリンゴやガラスのグラスが零れ落ちテーブルクロスもテーブルも逆さまになる。 *1 でもキリコの絵をいくら逆さまにしても地面も影も砂時計みたいにくるっくるっと回転して逆さまに対する無条件降伏はしなさそーう。
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*1:ちゃぶだいひっくりがえしの図
