バタフライ

冬至の夕日が沈むところを見ようと薄着のままビルの外に出た。空気の冷たさと手の温かさ。昨日のTVドラマ「ごめんね青春！」の最終回で、力士達が木村カエラの「バタフライ」で踊るところ、とても面白かった。と思い出し笑いして歌詞を口ずさんだら途端に敬虔な気持ちになった。そうして空と街灯を見てた。こうやっていっぺんに湧き起る感情達は、同時に隣り合って存在している。それらは蝶の羽の黒い輪郭線に仕切られ西へひらひらと飛んでゆくんだ。
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