映画的

小林秀雄と折口信夫が古典について語っている。『「古今集」の詩人は字の美しさと歌の美しさと恋愛行為と皆一緒にして歌と言うものを考えていた。』おお。それはそうだと思う。すてきです。最近わたしは現代の短歌を短編映画のようだと思っていた。脚本や演出、ロケ地・撮影・俳優および演技、音楽・音声・衣装・美術に至るまでの全てのいくつもの役割を詠み手一人きりで担っている風だと。
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