2025-01-19 冒険 ベートーベンやラフマニノフのピアノ協奏曲を聞くと、見知ったルートで風景を飛び懐かしい場所に帰ってこれた気になるのだが、マーラーやブルックナーの交響曲だと音のハーモニーは広大なうねりとなり飲み込まれるものになる。コンパスさえあれば分け入って開拓したり、浮き輪さえあれば漂流して新天地に辿りつくのにとくよくよとしてきたのだが、おそらくそのどちらも持たずに行くことが覚悟である。 これらは聲に出して歌ふべききはのものにあらず