もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

稲穂

明るい農村昭和46年ころの四国の映像には、ため池から田に水を引く様子が。太い線香を立てその一本が燃え尽きるまでの間だけ、注がれる水に頭を垂れ手を合わせ祈り、あるものは清酒を垂らす。阿波おどりは稲たちを擬人化したものかな。稔りの喜びがいっぱいに並んで迫ってくる。

豊作だね



 

転写

ホトケノザがあちこちに群れているならわしら座るしかあらへんがなとそれぞれめいめいに揺れている仏。腹ばいになって読んでいた本に、この能力が手翳しにより相手にも転写されるのだッ!とあった。そんな、でも、ペン習字の会で出会ったお姐様方にもう二度と会えなくても彼女らのいいところがわたしに伝染っていたらいいのになと思う。春の雲だネ。

ホトケノザの塔であそぼう

 

積雪

いつもは22時の電車に間に合わせるよう高速でキーボードたたいて謎の咳で息をしている隣の子も今日はおしゃべりで、思い出を、ものまね風に再現したりしてはしゃいでいます。重いーと言いながらも旅支度のよにまとめて、帰ったらハーブティーをいれちゃうかもって夢。もうすぐほんとうになる夢をみてる雪の日のイブニングタイム。

雪だるまを作りながら昼寝する

 

 

悩み

悩みって大きいも小さいもなくてなやみは平等に悩みである。綿毛布の形をした悩みが風にあおられて去ったように、ある過去部屋の古カーペットをベランダに出してほこりを払った時去ったあの貧乏神のような何か。それは悩みの三本の転々々だったのではないか。実存として風に連れ去られた髪の毛たち、今ものこされたりっしんべんとひよめきよ。

 

kanjibunka.com

1㍑

 

 

年明

健康ランドで6時から「別府の湯」にも入り10時に帰省の土産の買い物もすませた12月28日。まだこのときには12時間後に骨折した母親と救急車に乗ることになるなんて思いもしなかった。日々はすぎ退院した母を家へ送ったあと、北関東の田畑の風景を見渡したとき北風に青空と同じ色のあの綿毛布が飛ばされていく、幻影を見た。

Akemasite Omedetou Gozaimasita

 

解放

今年の休みは年賀状も仕事もやらない。自分を変える。変えられるのだろうか果たして、あとまわしの癖を。作戦としては仕事の余韻のある今から寝ずに三つの残りを片付けてしまうことである。無言で余力で丑三つ時にやり遂げた。くしゃみをしたら右の目と鼻が痛くなってしまった。鏡を見たら半分だけ泣いているみたいだった。ごろんちょしてハッとし、ごろんちょしてハッとしするしぐさがもうできなくなってしまったではないかと、風邪をひいた猫の恨みの顔だった。

今年もお疲れさまでした。