たとえば、女らしさを拒否しつづけていて居たいように見える女の人を、、、。
観察してみたので箇条書きにする。
- スカートははきません。
- 特にお化粧はしていません。
- 特別着飾っていません。
- メガネも流行のものをえらんでいません。
けれどもそんなふうに、隠せば隠すほど、
- 素肌がほてって赤くなったり元に戻ったり
- それを恥ずかしげに気にする頬に手をやるその指の仕草とか
- 眼鏡でかくした奥の目が輝いたり沈んだり
- シンプルなカトソーの胸のぷるぷる感とか
・・・そういう妙に生っぽい色香だけが強調されるような気がする。
「そのような純度の高い女の人の雰囲気に圧倒される相手*1という存在を、あなたは想像したことがあるの?きみはじつにいいものをもっているんだよ。」と言いたいけれども・・・*2もちろん言わない。 (彼女の魅力はそのように守られてきたのだ。)
帰り道強風。両手にアンバランスな重さの荷物を持ってわたしは歩く。それでもレンガの半マスから靴がはみ出ないように、なるべく美しい姿勢で歩こうと正面を見るのである。で、明日からさっそく彼女みたいな女らしさも真似してみようかなあ、と月に聞く。*3月は首をかしげたまま上昇する。
・・・