もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

はてな 保健室日誌

新学期初日、保健室に訪れた女生徒は、はてなブックマークのことでとても悩んでいるようだった。彼女が、はてなブックマークを使い始めてから9ヶ月。記事の数は昨日でやっと300を超えた、という。彼女の告白を以下箇条書でまとめておく。


1.監視されているような気がするんです。
ブックマークは情報の共有ですよね。でも、情報を誰かに見られているというより、私自身を監視されているような気がするんです。興味のある記事があっても、これはわたしのイメージと違うのではないかと思うと、ブクマできません。男性の中で女性がどう見られているということが気になるというか、自分を出せないというか・・・。正直に言います、一番の悩みはわたしをお気に入りに入れているあの3人が誰なのか。


2.いけないと思いつつコメント的なことを書いてしまうのです。
自分の記事にブックマークしてもらうと、つい嬉しくなって、セルクマしてつい話しかけてしまいます。いけないと思いつつ・・・出来心というか・・・いえ、どうせわたしのエントリなんて2users以上は伸びないだろうというあきらめというかひらきなおりという感じでしょうか。


3.タグがつけられないのです。
気に入ったエントリにタグを付けようとするといっぺんの詩が聞こえてくるんです。*1

わたしを束ねないで あらせいとうの花のように 白い葱のように
束ねないでください わたしは稲穂 秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

誰かが一生懸命に書いた記事を〔hbm〕などのタグひとつで整理していいものかとしばし悩んでしまうのです。


4.そして、それでも無理してタグ付けしようとするのですが。
音楽が聞こえてくるのです。*2

名前 それは燃える生命(イノチ)
ひとつの地球に ひとりずつひとつ
Every child has a beautiful name
A beautiful name, a beautiful name
呼びかけよう名前を すばらしい名前を

ひとつの・・・にひとりずつひとつひとりずつひとつ・・・個性的なタグをつけようと思うのです。でもそう考えれば考えるほど意意味不明なタグをつけてしまって、タグばかりが増えてしまって、何のためのタグなのか自分でもよくわからない状態です。


5.それで、記事の数ほどタグの数があるのです。
タグの数ほど記事があるというか。わたしのブクマページを見ると、まるで天の川のようなタグ一覧のなかに〔はてな〕と〔しなもん〕だけが一等星のようにきらきらと輝いているのです・・・。恥ずかしいのですが、後から書き換えることもためらわれてしまうのです。


こんなことはてなで言ったら           てしまうと思ってずっと言えませんでした。わたしはやっぱり、ちょっとあれなのでしょうか。


【メモ】
「無理をしないこと。疲れたらブクマを休みましょう。気を使わずにプライベートモードにしましょう。できそうなものからブクマしてゆきましょう。多かれ少なかれ皆そのような思いを同じようにもっているものですよ。」と指導。
彼女に限らずはてなではよくある悩みである。


・・・

*1:わたしを束ねないで / 新川和江

*2:ビューティフル・ネーム / タケカワ・ユキヒデ