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あのこだ・・・。また会った・・・と、彼は思いました。気になるのです。寝てもさめても。
月明かりの眠れぬ夜に木の切り株に前足を乗せて遠吠えをしました・・・ 眠れなくても朝はくるもので・・・、そんなときは少し歩いて大きな川まで水を飲みに行くのです。
顔を上げた正面の向こう岸にまたあのこがいました
あとをつけているわけではないのです。ただ・・・そっちへ行く用があるということにして・・・緑の森を歩くのです
声をかけたい!と思うのですが
やっぱり無理かも とかも思ったりして
足がすくんでいるばあいぢゃない と独り言で励ましてみたり
男なら〜♪ と渋い歌を歌ってみたりする のです。
りんごの木の下でいいました。
ここが一番好きな場所なんだよ
・・・
*1:こんこんが眠っている間に、昔のこんこんの絵を、拾い集めてつなげてみました。おんなのこきつねとの物語です。文章は過去の日記とリンクさせています。