もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

高気圧と低気圧

そして、
*1
こんこんは海の上を一人さまよっていました。乗り物になっている氷の陸はどんどん溶けてゆきながらながされてゆきます。そんな様子を空の高気圧と低気圧が見守っていました。高気圧と低気圧はうまく立ち回ってこんこんを陸へと導くのでした。
海から川へ逆流して陸にたどり着いたこんこんは、着地の瞬間を喜びました。地面の上は緑でした。どんどんあるいてゆくと岩がありました。ひとつ岩を越えるとまた岩がありました。見渡すとあたりは岩だらけなのでした。上ったり転げたりしながらこんこんは岩場をゆっくりすすんでゆきます。どのくらい越えていったでしょうか・・・目の前には池が。池の中から小さな泡がたちのぼってゆきます、その泡が大きくなり、波紋が広がり池の中に影が浮かびました。こんこんは池のまえでくちをあけて、そんな水面をただただ、見つめているのでした。

*1:昨日の続き