もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

ぐしけんようこう

覗き込む

子どもの頃読んだ学研の「ぐしけんようこう物語」を思い出す。アルバイト先のお風呂屋さんの大きな鏡に写る自分の姿を相手にパンチの練習をしていたぐしけんようこう。相手が自分なのにそれが一体どんな練習になるの、と思った。見開き半分ページに押された手形。ぼくの手はそんなに大きくないだろうというぐしけんようこう。何度も重ねてみたけれどその頃のわたしよりずいぶん大きかったので、重ねるたびにけっこう大きいじゃないかと思っていた。あの頃はよくわからなかったけど分からなかったなりに気に入っていた。

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