もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

変わらない

よく晴れた日。落ち葉が渦を巻いて道路に模様を作る日。
クローゼットの右と左を入れ替えて完全なる冬仕様に整えた。
銀行に行って買い物をして時間をもてあまして昔の自分の書いた日記を読み返す。「全然成長していないなあ。」と思う部分と、「このときもう既にわたしは知っていたんだ」と気づくような部分を見つけた。(結局めざましい成長はしていないんだけど。)
片付いたような片付かないような部屋の中でコーヒーとチョコレートでぼんやりしていたら、萩の枝が窓ガラスを何度も引っ掻くのが見えた。ずっと鳥の嘴の音だと思っていたのが不思議なくらい単なる乾いた枝の音だった。
妹と昨日のYシャツについてさらに議論を深めた。わたしが「男の子は来るべき日のために用意しているはずだ、ぱりぱりでもないよれよれでもない、ほど良い一着を」と言うと、「わあ・・・い○○じゅん○ちみたいな男のひとが今思い浮かんだ!!」と叫ぶ。そういう速攻で的確な言語能力を妹は持っている。わたしの頭の中に程よいYシャツを持ったい○○じゅん○ちが現れる。
針と糸でひとり手芸クラブをした。新聞に適当な絵を描いて型紙を作って赤いフェルトにまち針でとめて・・・右と左とこっちが表で・・・うん、きっとこんなふうにやるとうまく出来るはず・・・そういう手順と想像力はこどものころの手芸によって身についたところが大きいのだろうな・・・。そして次に刺したブランケットステッチの間隔が均等でなくてもまあいいや、と次に行く感覚。変わらない。
1.何もかもが変わると感じる日もあれば、2.何もかわらないと思う日もある。今日は2番目のほうの日。


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