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きみにとっても さむい さむい夜 *1
ぽたぽた落ちるぼたんゆきを ながながながとながめている
そんな夜だった
少しあるいて 立ち止まっている *2
・・・かくれながら 近づいてゆく
「・・・」 「・・・」
*3
「!」 「!!」
目と目のあいだに 落ちる
雪の欠片が とけながらこう言った
『心配しなくてだいじょうぶよ』
・・・