もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

電車の夢

夏の夕暮れ、電車が通り過ぎるのだった。
客車ではなくて貨物のような形の電車なのだった。顔は鉄骨で出来ていてまるで骨組みだけのガンダムのような顔なのだった。
色は青、青と黄色のミックス。線路の周りには何もない。そこを猛スピードでさまざまな珍しい電車が通る。どこからか駅のアナウンスが聞こえる。あ、写真を撮ろうと思って携帯を取り出すがなぜかわたしはのろまで電車は速くあっというまに見送ってしまう。
なぜわたしたちはそこにいるのかといえば、次の時間に来る乗りたい電車を待っているのだった。けれどあまりにも珍しい電車ばかりで見とれていたら乗りたい電車にも遅れそうになってしまい階段を駆け上る。ホームについたときにはちょうどドアが閉まってしまうのだった。けれど一度開いてそこをマリオの鉄骨みたいに通り過ぎて向こう側の電車の扉もさらに開いたので、乗れた。中はとても広くて学生服を着た男の子たちが左右に並んでいた。わたしたちはなんということもなく、三人がけの椅子に座った。


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