もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

ロマンティック

仕事柄、子どもと触れ合う機会がある。
「こんにちは」
と言うと、じっとわたしを見てから「こんにちは」と言う。
そのじっと見る数秒は、相手がわたしを受け入れようとしている時間だ。


親と営業の打ち合わせに飽きてきたときわたしを見つけると、ほとんどの子は自分から話しかけてくる。*1


以前出会った小学校一年生の彼は、
「ねえ、何を知らない?」とわたしに聞いた。
もち「えーっと、何を知らないだろう・・・・」
彼「じゃあ、ヘラク●スオオカブト*2は知ってる?」
もち「名前だけ聞いたことある」
彼「あのねえ、ヘ●クレスオオカブトはねえ・・・・・・・・・・・(略」
もち「ふうん、そうなんだー」
彼「じゃあ、●●クワガタは知ってる?」
もち「それは知らない」
彼「あのねえ、●●クワガタはねえ・・・・・・・・・・・(略」


彼の虫のくわしい説明に頷きながら、
「ねえ、何を知らない?」
なんて話す前にそんなふうに言える人、たぶん、そんなにいないと思うよなあ。。。・・・・なんてロマンティックなんだー、立原道造みたいだあ・・・って、感心していた。


※矛盾を受け入れた時から生き易くなった http://d.hatena.ne.jp/xura/20060813/p1 
こちらでxuraさんが今の子どもは如何だろうか、と気にしていたようなので、ほんの一例ですが子どもの話を↑書いてみました。



*1:人見知りで内気な皮肉屋で恥ずかしがりやだった自分の幼少時代と比べると最近のこどもは素直で大人っぽい振る舞いをするのでびっくりする。もしかして猫をかぶっているのかな。たぶんそうだな。

*2:カブトムシの名前