もち「コンピューターの設定があっという間に出来てしまうなんてにくちゃんはすごいよねー。」
にく「まあ電気に強い人間が一家にひとりいれば便利かもしれません」
もち「頼もしいよー。これから生きる上で、人生の不安が半分なくなるよ。」と妹の夫を褒めていた。
できないことをしてくれるとうれしいよね。ねえ、だって、考えても見て。その男の人にとってはパスタを茹でるよりもPIアドレス*1の設定をするほうが簡単なんだだよ*2。わたしは、もしIPアドレスの設定をしてくれるのだったら、お礼にパスタでもタコスでも何でも茹でるよ。だって、出来ないことをがんばってできないできないと苦悩するよりも、出来ることと自分の出来ないことを交換してやれたらいいんじゃないの、ねえ、そう思わない？
･･･と傍らで黙り込む妹に尋ねた。
いも「・・・」
もち「おねいまんの考えは違う？何かまちがってる？」
いも「ううん、間違ってないよ、でも･･･どうして？おねいまんは、そんなふうにいいリンゴの選び方をちゃんと知って
いるのに、そうでないリンゴばかりを選ぶの？」
