もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

はてなでお絵かきのサービスがはじまったみたいですね。 人になってチャット お絵かきで独り言 みたいな感じかな。絵ってとっても個人的な誰にも見られないものととっても公なもののふたつに分かれているような気がしているといつも思っています。はじめのひ…

メーカー

めっかめかにした もちもちおねいまんの能力 ・・・

もし小さな声がそこにあったら

猫が道を歩いていたらぴたっと止まって、鼻先に触れたキャットミントを食べた。食べたかったから食べたのじゃないの、ただ口のところに草の先が来たから口をあけたらね、入ったのだよう。にゃにゃ。 もし消え入りそうな声できみが何か言ったら、腰と肩と腕を…

冬景色

12月のカレンダーは夕暮れのモンサンミッシェル。一歳のバースデーケーキみたいに灯る。 2本のイチョウの木がある畑の小屋には昔昔おじいさんとおばあさんと白いヤギがいた。 公園のニレはどこまで大きくなるのか不思議なくらい伸びている。

クロール

小学校低学年で50メートル泳げてしまうI君はスイミングスクールに通っていて人より上達も早いのだった。だから、夏プールの季節になるといつも模範演技でクロールを披露することになる。先生の笛の音でプールサイドにずらっと整列するわたしたちはただ彼の泳…

初心

昔書いた文章を読み返して、あのころどんな気持ちでいたかを思い出した。読みながら おまえはおれか と共感した。けど、それはそうだ、だってそうなのこれを書いたのはわたしだ。自分で自分を助けられる文章を書こういつか。いつかはわからないけどいつか折…

こん・こんの物語

*1 あのこだ・・・。また会った・・・と、彼は思いました。気になるのです。寝てもさめても。月明かりの眠れぬ夜に木の切り株に前足を乗せて遠吠えをしました・・・ 眠れなくても朝はくるもので・・・、そんなときは少し歩いて大きな川まで水を飲みに行くのです。 顔を上…

ふたりは今日も眠っているのでこっそり昔の恋の話

気に入っている絵

【海馬】 http://d.hatena.ne.jp/motimoti3/20050923 脳の中で大事なアレをつかさどっているのはこの馬だよ。【ご飯の神様】 http://d.hatena.ne.jp/motimoti3/20050924 ひとつぶにはこの神様が7人ついて笑っています。切り取ってはっておくとお守りになるよ…

絵とか

一番初めにそのきつねらしきものを描いた事を良く覚えている。マウスを適当に動かしたららしきものがあらわれたので「踊るきつね」という題をつけたのだ。http://d.hatena.ne.jp/motimoti3/20050707数日後にこんな絵を描いた。 http://d.hatena.ne.jp/motimo…

ふたりが眠っている間に

懐中電灯

左右の手に一本ずつ合計2本の懐中電灯を持っているのよ。 一個は自分の足元を照らすもの。 確認しながらすこしずつうえへ。 もう一個は自分以外の誰かを照らすためのもの。 そのひとのつむじをまっすぐ上に伸ばした北極星のところから。・・・

冬眠

目を閉じているからか聞き耳を立てるからかいろいろなお話が聞こえる。 二人の子供を抱えて育てたおかみさんは、毎晩宴会の仕込みの数百本のお燗の香りで酔ったり、真夜中4時に何百匹もの甘海老の殻をむきながら涙した。その結果今の幸福があるという。「た…

ガラスカップ

おじさんの家でとてもかわいいガラスのカップと銅版画を見た。 ガラスたちはちんまりと整列していて声は小さくて高くまるできのこなのだった。 少しゆがんでしっかりきらきらと楽しそうなのだった。 色はもも色と透明と白と緑で模様はまるやばってんなどさま…

ひかり

それは違うよってわたしはいえない。 全面的にじゅようしたいとばかり思っていてしきれなくなると溢れる。 そして持っている壷の小ささをせめたりする。 「太陽の光はいいなあ。なんか、暖かくて透明。それだけで守られている気がする。」 この秋は曇り空ば…

若布

ふえるわかめの乾物バージョンみたいになって考えていると、いつの間にかバルト海のふえるわかめになっている。 こうなの、といって ああ、それはあれだねーって返されて ええ!あれなのうー!と某ラッコみたいにびっくりしたら なんでだってそんなの なんで…

ゲイラカイト

風の強い冬の日 糸が描いた放物線の先へ行こう オートバイに乗って きっとたぶん・・・あの三角屋根の向こう側で待ち焦がれている 大きな目玉のタコ ・・・

落下傘

太陽の下で花火をあげて 目を細めて落下傘を待っていた わたしたちは駆け足で拾いに行くのだ 三軒向こうのドラム缶の灰の中に